カムサ・ハムニダ。
先日韓国ドラマに感化され、妻へ人生で初めて「愛してるよ」と言ったところ、なぜか浮気を疑われ毎月のお小遣いを5000円減らされた佐藤です。
我々ボックスワンは4年ぶりに社員旅行に行ってまいりました。
今回は4年ぶりということもあり、なんと大阪のボックスツーさんと合同の社員旅行です。
コロナ禍以降、社員旅行を実施する企業自体多くはないと思うので貴重な経験です。
今年の目的地は石川県金沢市になります。
金沢市といえば北陸きっての観光名所「兼六園」や「21世紀美術館」で有名ですね。
素晴らしい旅になることは想像するに難しくありません。
このブログをご覧になっているのも何かの縁かと思いますので、少しだけですが、私たちが体験した素敵な旅路をお裾分けすることといたしましょう。
12月20日(日)天気:雨のち曇り
朝は早めの8:44分 東京駅に集合。北陸新幹線「はくたか555号」に乗車です。
555という響きを聞くとパチンカスの私はほんの少〜しだけ体が反応してしまいます。
しかし、私も先日娘が生まれたばかり。いい加減パチンカスから卒業です。
全盛期の私なら555という数字を見た途端、社員旅行をドタキャンし、そのまま有楽町のパチンコ屋に並びに行っていたことでしょう。同族の皆さん申し訳ございません。一足先に改心させて頂きました。
ここだけの話、20代の頃は一生パチンコやって暮らしていこうと思ってました。
しかし世の中そんなに甘くありません。やればやるほどお金は減る一方。貯金も仕送りも尽きかけた30才誕生日の前日、
聡明かつ賢明で知的かつ明哲で「青森のギフテッド」と呼ばれた私は1つの「気づき」を得ました。
限られた一部の人だけが与えられる「気づき」です。
危うく人生の階段を踏み外すどころか、転げ落ちて地面に肩甲骨くらいまでめり込んでしまうところでした。
そんなことより社員旅行です。
金沢までは新幹線で東京から約3時間程かかります。
長い道のりに感じますが、これでも2015年に長野-金沢間が開業し、かなり短縮されました。
そして揺れること3時間。
11:46 定刻にて金沢駅に到着。
そこから昼食会場へ向かうため、さらにバスで5分程移動します。
バスから降りると、まぁ寒い。流石北陸といいますか、とにかく寒い。右も左も寒い。上も下も寒い。360°寒い。おしりだけ少し暖かかったけど。も、漏らしてないよ。。
さらに追い打ちをかけるかのごとく、雨も降りはじめ、都会というぬるま湯に浸かっていた私達から容赦なく体温と気力を奪い去ります。
バスから降りるとすぐにムーンウォークの練習をする吉田次長。
かつてムーンウォーク吉田と呼ばれ一世を風靡した男。
過去の栄光をまだ引きずっているのでしょうか。
こちらは極寒の中、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、悠然と立ち向かう愛煙家達の様子です。
彼らはバスから降りた途端、クリスティアーノ・ロナウドを彷彿とさせるような動きで、迅速かつ正確にゴール(喫煙所)まで最短距離でたどり着きます。ゴール(喫煙所)への嗅覚はリオネル・メッシをも凌ぐとまで言われてます。そしてまるで磁石に吸い寄せられた砂鉄のように銀色の灰皿にまとわりつく習性があります。
かくいう私もその一人です。かつての同志が続々と時代に飲まれ屈していく中、同調圧力に立ち向かい、今もなお己を信じ耐え抜いてきた漢(おとこ)達なのです。もはや令和のサムライといっても過言ではありません。
「タバコは人生の句読点。」
そんなことわざもあったような、なかったような。・・なかったような。
そして飽き性で何事も続かなかった私が唯一続いていることです。昔の人がいってました。「継続は力なり」と。安斎先生・・・早くやめたいです・・
我々スモーキングザムライの中でも、センターを陣取っているN部長は私達にとってはもはやレジェンドです。
私達の世界では大谷翔平(ニコチンver)と呼ばれています。
事実として、この旅行中に私が立ち寄ったすべての喫煙所にあの方がいらっしゃいました。
もはや喫煙所にあの方がいるのではなく、あの方のいるところが喫煙所になるんじゃないか、卵が先かにわとりが先か的なパラドックスに陥ります。
しかも普段は眼鏡をかけるくらい視力は悪いのですが、喫煙所を探している間は片目6.5にまで跳ね上がるそうです。
一説にはあの方自体が「ソレ」なんじゃないかという説まであります。
たしかに言われてみればそうかもしれません。
恐らく前世は吸い途中に放置されたPeaceの怨念だったに違いありません。
そんなことより社員旅行です。
昼食会場は兼六園(けんろくえん)の中にある奇観停です。。
昼食は北陸の海鮮をメインとした和食料理で、食材はどれも色鮮やか。目で楽しみ、さらに口でも楽しめる、二度楽しめるという意味ではK-POP界でいうTWICEみたいな料理です。
※写真を撮るのを忘れてちょっとだけ手を付けてしまったのはご愛嬌。
昼食後はそのまま兼六園の見学です。
兼六園についてはもう説明不要だとは思います。が、文字数かさ増しのために説明します。残念でした。
まず一番大切なこととして、兼六園は「日本三大庭園」の一つになります。
補足:
ちなみに日本三大庭園の残りの2つは
茨城県水戸市にある偕楽園(かいらくえん)
岡山県岡山市にある後楽園(こうらくえん)
になります。どちらも私は未だ訪れたことが無いので人生で一度は行ってみたいと思ってます。
さらに、兼六園だけの大きな特徴として、この時期になると庭木を雪から守るための「雪つり」をします。
💡雪つりとは・・・雪折れを防ぐため,支柱または木の上部から細縄やパスタなどを張って,庭木などの枝をつり上げておくこと。
下の写真のように高い所から庭木の枝をパスタで吊り上げてます。
嘘です。パスタではないです。騙されるあなたが悪いのです。
「雪吊り」は冬にしか見れない情景なので得した気分ですね。
園内を散策していると階段を発見。
登っていくと小高い丘になっており、兼六園を一望できました。
水面に写る庭木の情景も絵になりますね。さすが日本三大庭園と言われるだけのことはあります。
さらに丘を頂上まで昇ると三重の塔的な建築物がありました。
一番下の段にはRPG(ロールプレイングゲーム)でしかお目に掛かれない石の扉があります。
こういう場合、大抵ゲームだと「勇者の兜」的な装備が入ってます。
生粋のゲーマーである私はどうしても中が気になります。
丁度防御力を上げたいと思っていた年頃なのでここは是非ともGETしたいところ。
弊社の役員の目をはばかみながらも、力づくで開けようとしましたがどうやっても開きません。
汗だくになりながら悪戦苦闘し、数十分たった頃でしょうか、パーティを組んでいた馬場さんが突然、
「罠の可能性もあるよ」
と、助言をくれました。
・・・た、確かに。
開けた瞬間、催眠ガス的なものが噴射され、気付いた時には雪吊りのTOPに吊るされているなんてRPGだとよくある話です。
アブナス。
優秀なパーティメンバーに感謝。
でももっと早く言ってくれ。危うく命を落とすところだったじゃないか。
その後園内をしばらく回遊していたら端の方に噴水を発見。
看板によるとこの噴水は日本最古の噴水だそうです。へー。
さらに30分程園内を散策し、推定肉体年齢98歳の私はもうヘトヘトです。スマブラだったらちょっと触っただけで場外へ吹っ飛ぶくらいのヘロヘロ具合です。
一刻も早く体力回復を図るためバスへ戻ろうとした矢先、信じがたいものを目にしました。
分からなかった人のために別角度からもう一度。
この日の最高気温は5度。最低気温は勿論マイナスという極寒の中、終始半袖の男が。
もしかして上着をどこかに忘れちゃったのかな??可哀想に・・。と、思っていたら上着は手にもってる・・。
強い意志をもって脱いでる!!!
(絶対変な人だ・・・絶対変な人だ・・・絶対変な人だ・・・)と目を合わせないように足早に通り過ぎようとしていたところ、
「お疲れ様ですっ」
弊社社員、機材センターのKさんでした。
・・・。
もしかしたら別班かも。皆気をつけて。
兼六園を出たあとは本日のメインイベント「21世紀美術館」です。
💡21世紀美術館とは・・・現代アートを主軸に新しい文化の創造と新たな街の賑わいの創出を目的とした、金沢が誇る今一番クールでホットでバイオレンスな観光スポット。
兼六園から21世紀美術館は目と鼻の先で実はとても近くにあります。
どちらも金沢駅からすぐなので本当に金沢は観光に最適な町ですね。
行政の手腕が光ってます。金沢市長しゅ、しゅごい。
そのため、私はこの21世紀美術館を何日も前から大変楽しみにしていました。
ついに現代アートを肌で感じることができるのだ、と。
2週間ほど前からスマホの待ち受けを21世紀美術館にし、ダンディハウスのプレミアムコースに入会し、全身脱毛と毛穴洗浄を済ませたあと、仕上げとして上腕二頭筋に「21世紀美術館」とタトゥを彫るために外出の準備をしていたら、
「肌で感じるってそういうことちゃうで」と妻にぎりぎりのところで止められたので間一髪踏みとどまることができました。
妻、サンクス。アイシテルヨ。
兼六園からバスで5分ほど移動すると21世紀美術館のシンボルでもある屋外アートが見えてきました。
この歪みのない完璧な円の集合体、悪天候にもかかわらず煌々と光り輝いている球体。
これはまさしく・・・・・!
パチンコ玉!!
やばい・・・動悸がしてきた
待て待て待て待て、落ち着け、わし。
わしは深く深呼吸をして携帯電話を取り出し、すかさず愛娘の写真を凝視しました。
10分くらいたったでしょうか。動悸も緩やかになりギリギリのところで正気を取り戻しました。
そう・・・私は改心したのだ。
全盛期の私ならバスから降りた瞬間、逆方向へ猛ダッシュし、金沢駅徒歩1分の
ホームランという総台数988台の大型パチンコ店に御来店していたところでしょう。
アブナス。愛娘、サランヘヨ。
バスから降り、ツアーガイドから施設の利用方法について説明がありました。
ガイドさん曰く、
「有料チケットは用意していないので見学は無料で見れるところのみになります」とのこと。
・・・。
・・・。
なぁぜ、なぁぜ?
確かに建物自体が円形になっており、全面ガラス張りで現代アート感があって素敵です。ですが無料で見れるところはほぼ外周のみで現代アートを肌で感じるには物足りなすぎます。
ちなみに無料でいけるところは下の写真のように施設内の外周がほとんど。いわゆる廊下です。一周したらもう見るものありません。
しかたなく外周を歩いていると、奥の方で何故か椅子が壁際に向かって設置されてます。
これもアートなのでしょうか・・?
とりあえず推定肉体年齢98歳の私は疲れたので座ってみます。企画部のMさんとOさんも一緒です。
あれ・・自然と右手が・・・
当たれ当たれ当たれ当たれ当たれ
Mさんはかなり前のめりです。おそらくリーチがかかったと思われます。ファイティン!
しかし3人共当たりを引けなかったので諦めて席を立ちました。
すると、すかさず馬場さんが空き台に座りました。
や、やりたかったんだね・・・。
無料の廊下を6周くらいして一生分の廊下を満喫した我々は、せっかくここまで来たんだからということで有料エリアのチケットを自腹で買うことにしました。
ぐぬぬ。
(まぁ全額馬場さんが出してくれたんだけど・・・。さっき勝ったのかな・・・。)
自由時間も残り半分くらいしかないので急いで有料エリアに侵入です。
有料エリアは撮影OKのエリアとNGのエリアがあるので撮影OKだったところをいくつかご紹介。
タンスが一つだけ置いてある広さ10畳ほどの部屋がありました。
私の感想は「だから何だよ」です。
しかし気付けば嫉妬しちゃうくらい大人気のタンス。
皆さんこれでもかというくらいにタンスのあんなところやこんなところを触りまくってます。
ちなみに引き出しを開けると蓄音機が入っていてちょろっと音楽が流れます。
僕の感想は「だから何だよ」を現状維持です。
ちなみに展示会と違って配線は丸だしです。配線モールを知らないのかな・・・
青森の東大王と呼ばれた私でも今のところ何がアートなのかさっぽりわかりません。高卒だけど
また別の部屋では額縁に入った絵が飾ってあります。
恐らく有名なアーティストが書いたものでしょう。決して経費削減のために館長の娘が書いたわけではありません、失礼なっ!
ブラウン管のテレビがただただ置いてあるだけの部屋もあります。
全く持って謎です。
ここも配線はこんな感じ。
ここに至っては不法投棄としか思えない配線の量です。
坂田電気さんを紹介してあげようかな・・・
見れば見るほど現代アートというものがわからなくなってきました。
そんな中、馬場さんは隣で「なるほどね。」とか言って頷いてます。
ま、まさか・・・・
絶対嘘です。女子がいるからってカッコつけやがって・・。
ここはあの有名な水の中に人がいるように見えるやつです。
私からすればこれはアートというより、もはやからくり屋敷です。
一体現代アートってなんなんだ・・・?どうやら私は現代アートという出口のない迷宮に迷いこんでしまったようです。
帰りのバスの中でもずっと現代アートについて考えてました。
そして、私はついに迷宮の出口を見つけてしまったかもしれません。
アートって一体なんだろう・・・?そう考えさせることが実はアートなんじゃないのか、と。
全然気にもしていなかったアイツが、どうでもいいと思っていたアイツが、何故か最近やたらと気になる・・・!!ヤダぁ(/ω\)
そんな甘酸っぱい恋の始まりみたいな感覚。それこそが「アート」の正体なのかもしれません。
日が落ち、あたりもすっかり真っ暗になった夕刻18:00。ようやく本日の最終目的地「和倉温泉 のと楽」へ到着です。
各自部屋で一息ついたあと、忘年会を兼ねた大宴会のはじまりです。
今回はボックスツーさんも合同なので、かつてない程の大所帯になっています。
肝心の食事はというと、地産の海の幸・山の幸をふんだんに使った創作会席料理です。
食事を堪能中、毎年恒例「新人による、新人のための、新人の余興」もありました。
成田スタジオの新人による余興です。ひげダンスのテーマ曲をギターで生演奏し、リズムに合わせて見事なジャグリングを披露しています。
ただのギターのチューニング中なのにもかかわらず、目を閉じ聞き入っている方もいらっしゃいました。まだ早いよ
成田スタジオの新人の後は定番のビンゴです。時刻は18:20分です。
ボックスツーさんがビンゴの景品を沢山用意してくれました。
それはもう本当に本当に沢山用意してくれました。ハズレが出ないように、恐らく全員分に用意してくれてたようです。
そのためでしょうか・・・。史上最長のビンゴ大会のはじまりです。
会場にいた全員が思っていたことでしょう。
このビンゴ・・・
宴会のケツは20:00。まだ他の新人の余興が残っているのにも関わらず19:45になっても終わる気配が全くありません。
19:50分に強制終了です。恐らくこのまま続けていたら少なくとも年は越していたことでしょう。ちなみに余った景品は配ってました。最初から配ったらよかったんじゃ・・・
残りあと5分という状況でボックスワンの新人の余興がようやく始まります。
が、時すでにおすし。
20:00に強制終了です。
それでも充分楽しい時間を過ごせたので良しとしましょう。
くれぐれもボックスツーさんにアンチ行為等はやめてくださいね。
社員旅行 2日目 雨のち曇りたまに雪
宿泊施設からバスで一時間ほど金沢方面へ移動し、ひがし茶屋街の観光です。
💡ひがし茶屋街とは・・・金沢の歴史ある茶屋街で、伝統工芸や文化を体験できるスポット。今では有名な観光スポットになってますが、その昔は格式の高い遊郭だっと聞きます。遊郭といえば京都の祇園が有名ですが、当時は祇園よりも格式が上の位置づけだったそう。
情緒ある街並みでドラマや映画の撮影にもよく使われるそうです。
お土産屋さんもあります。金沢は金箔でも有名なのでいたるところに金箔をまぶした「色んなもの」が売ってます。
本当になんでも金箔まぶしちゃう癖があるようで、金箔のソフトクリームや金箔の保湿パックなんかもあります。
ダンディハウスで綺麗にした爪が光ってます。
ここの店でも金箔癖が強めです。金箔をまぶした製品が所狭しと並んでいます。
これはGolden ball。いわゆる金の玉ですね。
すぐ横にGolden bar 金の棒が売ってます。
Golden ballとGolden barを並べたらそれはもうアレです。ここは遊郭。大人の街。
少し見学していると、雨が強めに降ってきました。傘を買おうか買わまいか、どこか一時的に喫茶店にでも入って雨宿りしようか・・・しばらく悩んでふと前をみると、バスガイドさんの傘に無断で入り込み、強気で雨を凌ぐ馬場さんが・・・。
末っ子歴40年の私でさえ思いつきません。流石末っ子歴が私より3年先輩なだけはあります。
たとえ思いついたとしてもメンタルババロアの私には到底無理です。
もしかして、、、別班か?
その後は近江町市場でお土産を買い、最後の昼食です。人生最後って意味じゃないよ。
旅の最後をしめくくったのはシンプルなのどくろ定食です。
シンプルすぎて一見質素に見えますが、のどくろ自体が高級魚なので決して質素ではありません。くれぐれも東武ツアーさんにクレームやアンチ行為等は控えて頂くようお願いします。
昼食後は新幹線へ乗るために金沢駅へ徒歩移動です。途中東京では見たことが無い天国への一方通行みたいな標識がありましたが、恐らく私が疲れていただけでしょう。
最後に金沢駅のシンボル【鼓門(つづみもん)】をカメラに収めて一泊二日の旅は終了です。
金沢は過去に一度行ったことがあるので楽しめるかな?と少し不安でしたが充分楽しめました。
むしろ「また行きたい」とまで思うほどです。正月休みに早速いこうかな^^
もしまだ行ったことない方がいらしたら是非一度訪れてみることを強くオススメします。
絶対に楽しめることを青森の役満ボディと呼ばれた私が保証します。
このブログを見て、ためになった!金沢に行ってみたいっ!て思った方は
高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします。
余談:先日、結婚記念日をふるさと納税の返礼品で済ませようとしたら妻に口を聞いてもらえなくなりました。誰か打開策をご存じの方がいらしたら至急佐藤宛に連絡ください。良い子の皆は真似しちゃダメだぞ!