2018年06月18日

ANEX2018 に行ってきました!

どーも!はじめまして。

今年の4月に入社した新人、営業3課の井上です!

入社してから2カ月、まだまだ分からない事だらけな私ですが、僭越ながらこの度初ブログをかかせていただくことになりました。

私にこんな大役が務まるのだろうかと戦々恐々としながら過去のブログを覗いてみると

なーんだ。みんなこんな軽いノリで書いてるなら大丈夫だなと胸を撫で下ろしました。


さて、私は6月の4日から7日にかけてANEX2018に行ってきました。

ANEXとは、Asia Non woven Exhibition and conference (アジア不織布産業総合展示会・会議)の略で日本で開催されるのは実に12年ぶりなんだそうです。

アジア不織布産業総合展示会・会議と聞いて私の頭の中は、不織布ってなんぞや??読んで字のごとく織ってない布の事かな??織らないで布ができるのか??などたくさんの疑問が飛び交いました。

なんでも知ってるグーグル大先生に質問してみると、不織布とは、繊維を織らずに絡み合わせたシート状のものだそうです。

ローコストで大量生産が可能なため特に清潔さを保たなければいけない製品、例えばマスクやオムツ、ウェットティッシュなどに使われるようです。

不織布の製法には様々あるようですが、その中で一つ目にとまる製法がありました!それがこちら!


ニードルパンチ法

高速で動く針でフリース素材を何度も突き刺してできた突起を絡み合わせることでシート状にする製法

普段私たちの仕事でも沢山お世話になっているあのパンチカーペットもこの製法ですね。

そんな生活でも仕事でもお世話になっている不織布さんたちの展示会に行けるなんてなんて私はなんてラッキーなのでしょうか!!(思ってない)

なぜ今回私がこの展示会に行くことになったのかと言うと、社長からこんなミッションをいただいたからです。

「今度開催されるANEXって展示会でイスラエルからの出展者の会期中のお手伝いをしてほしい。」

まぁ簡単に言えばパシリってやつですかね。

実際、やることはと言えばゴミ捨てや掃除、ミーティングルームのフォルムチェンジ(下記参照)、エアコンの排水処理程度のものではっきり言って暇でした。

時間がたくさんあったおかげで、いろいろなブースを見学することができました。

暇な時間をフル活用して撮影した会場の様子をご覧下さい!(やっと本題に入れた)

まずは件のイスラエルの出展社さんのブースです。

AVGOL 2.jpeg

私が施工に携わらせていただいたものの中では最高難度の木工ブースでした。

この曲線のキレイで大きな壁の裏にはミーティングルームがあります。

こちらがそのミーティングルームです。

AVGOL meeting room2.jpeg

写真からは見切れてしまっていますが、エアコンがついて、モニターも完備した居心地最高の部屋になっています。

でも、10人くらいしか入れそうにない部屋ですね...これが展示会ブースの限界かぁ

なーんて思った方は大間違いです!フォルムズの皆さんが腕によりをかけて作ってくださったこのミーティングルームはこんなもんじゃありません!!

 AVGOL meeting room3.jpeg

こーんなかんじで中央のパ−テーションを開くと、となりにもう一部屋現れます。

これを、ああして、こうすると、下の写真のように大部屋に変身するのです!!

AVGOL meeting room1.jpeg

この部屋のフォルムチェンジの作業を会期中に行うことが私のミッションの大部分でした。

机の連結にボルトをを使用したりするので、出展社さんだけで行うのは少し大変です。

こんなに住みたくなるような部屋でも会期が終わってしまえば壊してしまうのはなんだかもったいないですね。

他にも世界各国から沢山の企業が出展していました。

私の目に留とまったブースをいくつか紹介します!

ANEX booth FC (2).jpeg

左右対称に作られたブースが安定感がありますね。

周りにいるお客さんも国際色豊かですね。

ANEX booth FC.jpeg

子供部屋を思わせるようなデザインのブースです。

オムツの材料となる生地の展示でした。

ANEX booth FC (4).jpeg

システムの具材を使ったブースのなかで一番面白いと思ったのがこちらのブース。

決められた規格のシステムでありながら、直線と曲線を巧みに使っています。オクタノルムの可能性を感じました。

ANEX booth FC (3).jpeg

こちらも同じくシステムをつかったものなのですが、システムっぽさが感じられないですね。

オクタノルムで建てた後、その周りを出力ボードで覆っています。

オクタノルムのいいところは崩した後に廃棄となるものを極力抑えられるところですね。

エコに厳しいこんな世の中ですので、これからの出展を考えていらっしゃる企業の方はご一考ください。

布のぬの字も知らない若造がずっとふらふらしているという変な光景だったかもしれませんが、ANEX2018で実際に多くのブースを見て回れたことは自分にとって大きなプラスになりました。

次回日本で開催されるのがいつになるのかは分かりませんが、ぜひ自分の担当ブースを持ってまた来たいと思いました。

以上!!!


posted by ボックス・ワン at 18:35| Comment(0) | 施工実績紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月05日

ディスプレイツールのこれよいね!その2

こんにちは。
企画部の馬場です。
前回ではテンションファブリックの紹介をしましたが、今回は展示会でよく使われる素材の組み合わせによる効果を紹介していきたいと思います。

わたしたちの会社は展示会・イベントの設計・施工を業務としています。なかでもシステム部材に関しては在庫量・取り扱いのノウハウなどメイン商材といえるのはご存知の方も多いと思います。この背景があることで考案した手法ともいえます。

デザインのリクエストでよくあるものは「安くていいものを!!」
この難題は予算によってデザインの幅はどうしても制限されてしまうので、限られた予算内で最大限のパフォーマンスを求める費用対効果を追求するデザインになっていくかと思います。

そんな中でよくある運命の分かれ目が、木工でつくるか?システムでつくるか?
という選択です。

それぞれに素材としての良し悪しもありますが、費用ではリースで造作できるシステムがやはり勝ります。そこでシステムに一手間加えることで木工に近い仕上がりが可能な方法があります。

すごくシンプルですがマキシマライトのフレームと塩ビ板という二つを組み合わせるだけです。塩ビ板の単価は1mm厚であれば表具の平米単価とそんなに変わりません。そして取り付けは両方とも接着しやすい表面粗さのものなので簡単に取り付けが可能です。仕上がりとしてはマット、グロスのどちらも可能ですが、色物に関してはシート貼りになります。ただし軸はシステムなので、木工と違いサイズの規格寸法があるのと、細かい意匠のものには向かない点があります。

20160405_01.jpg

展示台_マキシマライト40角
    腰面:白塩ビ板
    トップ:乳半アクリル(内照天板)


20160405_02.jpg


20160405_03.jpg

看板ボーダー_マキシマライト80角
       腰面:黒塩ビ板+出力シート貼り


意匠を構成する要素としての素材は組み合わせ方ひとつでも、とてもコストパフォーマンスに優れた活用を見出せると感じているこのごろです。
posted by ボックス・ワン at 10:00| Comment(0) | 施工実績紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月01日

旅博 韓国ブースでのいろいろ


先日、旅博2013 韓国ブースの施工を担当しました。
高橋かおりです。

実はブログを書こうと思ってから
だいぶ日数たってしまってもうかなり遠い昔のことのようですが。。


まずはじめにもらった完成イメージパース
korea-3D805-1.jpg
korea-3D805-2.jpg


上のボーダーのところに
韓国の格子の模様のかざりが
たくさん吊りさがっているのわかりますか??

これ約250枚くらいあるのですが、
木でつくる見積りとってみたら
予想通りの金額で厳しい感じだったので

他に代案ないかなーと

まずとりあえず既製品さがしました

韓国の伝統的な格子

作るより高かったです、 やっぱり!


その後は、
おもいきって段ボールでつくるのはどうだろうー

段ボールだとある程度の厚みもでるので、
いい感じになるかもしれない!

段ボールにカッティングシートをはって
模様の試作をつくってみました。

写真を撮り忘れてしまったのですが、


結果は、微妙。。

そう、段ボールの小口の断面がみえてしまって
段ボール感がむき出し

あと、工作感も。笑

次に、
黒色のスチレンボード

結果うまく加工できず。。

小口がみえるのがだめなら、
厚紙で!

でも作ってみると
ぺらっぺらでイメージと違う・・


次は
透明のアクリル板に模様のカッティングをはってみよう



そんなときに会社でこんなものを発見
__.JPG


これがうちの会社に
青、黄色、ピンク、みどり各100枚ずつ位あったんです。

これに白で韓国模様貼ったら意外とかわいい!!

このアクリル板は吊り下げるための穴もあいていて、
厚みもあります。

いろいろ今までつくった試作を
お客様のところに持っていって
提案した結果


最初のパースとは全然違うのですが、

この色つきのアクリルに
白模様をはることに決定!


実際の完成図
IMG_3638.JPG
IMG_3642.JPG


ピンクと青と黄色の3色をつかいました。

韓国に五味五色というのがあって
赤、青、黄、黒、白のことなんですが

偶然そのうちの3色があったので(ピンクだけど)
これで韓国らしさもよりでました!


ブースの中はこんな感じです。

各自治体ごとのスペース
IMG_3610.JPG


医療、エステのスペース
IMG_3633.JPG


いけめん写真コーナーも
IMG_3625.JPG



無事にブースが完成し、
いろいろと悩まされた韓国模様も
気に入ってもらえたので
試行錯誤したかいがありました!


いろいろと作業に追われて、
終わらなくてどうしようーと思っていたとき

ハングル語でかかれた文面の資料が送られてきたときは

もちろん少しも読めないので

もうだめかと思いました(笑)


大変だった分
ためになる経験もたくさんできてよかったです!


高橋 香織








posted by ボックス・ワン at 20:23| Comment(0) | 施工実績紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする