このプロジェクトの始まりは昨年の9月頃だったと思います。
フジヤの担当からパースが送られてきました。 デザイナーの羽部さんが描いた赤色のストラクターのプランです。 ストラクターとは20年前頃に、展示会ではかなり活躍していたアルミのトラスの構造体です。
しかしこのパース、なかなか迫力のあるプランです。 HVAC 2012の日立小間のプレゼン用のパースです。
最初は金額的にもちょっと無理があるのではないかと半信半疑でしたが、お客さんは大変気に入っているということでした。
そして12月の初めにほぼこのプランで外観が固まったということが決まり、早速フジヤに打合せにいき、このプランの実現に向けて制作のプロジェクトが動き出します。
実際にはボックスワン在庫のすべてのストラクターを塗装することとなります。 すぐに横浜のカドワキカラーワークスという粉体塗装を手掛けている会社に12月に出向いて打合せをし、翌年1月中旬に工場に出荷し、約1一週間後にはすべて塗り終わってNUTSに納品されました。
出来あがった赤いストラクターを検品に行きます。 ところが「やばいっす!入らないっす!、、」 。
全体の4割にあたる約1800本のチューブの塗りが厚く、コネクターに入らないことが判明します。 大変焦りました。 そしてNUTSの古郡所長と相談し、塗り終わったすべてのチューブとコネクターを検品し、入らないチューブの両端を削る作業が始まりました。
古郡所長自ら、グラインダーでチューブの両端を削っています。 本数が多いので気の遠くなる作業に感じられます。 それでも何とか、ひでの工芸さん、サンコウさんの応援もありなんとか現場前には間に合わせることができました。
そして先週11日の施工初日のビッグサイトの現場風景です。
ひでの工芸の多賀君を中心に30mx15mの小間内に設置する柱の墨だしから始まります。
そして、メインのストラクターの組立て作業です。 天井部と側面部に合わせ約600スパンのストラクターの組立てがスタートしました。 最初は天井の左側の14mx9mの126スパンです。
検品のおかげで、大きなトラブルはまだ発生していません。 ほっとします。
組立て初めてから約2時間弱、2台のユニック車で両側を吊って6メートルの高さに持ち上げて、その下に6本の鉄の丸柱で支えます。 予定通りに最初の126スパンの天井をお昼までに吊り終えたらお昼です。
午後からの作業風景です。 左側の次は140スパンの真ん中の天井部を吊って左側の天井にくっつけます。
高所作業なので、なかなかうまく柱の溝に入りません。 柱の精度が要求されるところです。
夕方の5時前です。 最後の右側の天井部を吊りそれぞれの柱に載せています。 天井が終わると、次は正面そして最後に側面部に移ります。 なんとか先が見えてきました。 22時には終わらせる予定です。
天井部がすべて吊りあがった後は、正面の3スパンと真ん中のHITACHIのチャンネル文字の取付、そして左側の側面部を取付けます。
そして21時過ぎ、最後の右側の側面45スパンを天井部に取り付けたら本日のストラクターの作業は終了となります。
日曜と昨日の作業も無事に終え、いよいよ本日はHVACのオープンです。
600スパンの赤いストラクターの存在感に圧倒されます。 どうでしょう?最初のプレゼン用のパースと見比べて見て、見劣りはしていませんか。
正面の下から見上げてみます。 その構造面の大きさが実感できます。
後のバックヤードからの眺めです。 天井全体の大きさと柱の形状がよく解ります。
赤く塗った600スパンのストラクターをきっかけに、今後の提案としてはストラクターの復活キャンペーンを実行したいと思います。 せっかく塗ったストラクター、どんどん今後のプランに使ってみよう。
posted by ボックス・ワン at 16:51|
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施工現場
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