皆さんこんにちは!ボックス・ワン企画部の落合です。
初めてブログを担当させていただきます。
社会人になって初めての研修、皆さんに比べて社会経験の少ない私は始まる直前まで、ドキドキしながらその日を迎えました。
万全に万全を期して早めに到着しようと家を出たらなんと40分も早くついてしまいました。
流石にまだ誰も来ていないだろうと、夏の暑さの中駅で涼んでいたら、5分もしないうちに同じく新人社員の伊藤さんがいらっしゃいました。
皆さん気合十分ですね✨
さてさて、そんなことはさておき本題に入りましょうか。
毎年夏に行われている新人研修。
今年は昨年に比べ大人数の新人社員6名での参加となります。
展示会やイベントについてまだまだ知らないことが多い新人達にとって貴重な機会!
しっかりと勉強させていただきます。
まずは全体のスケジュールからお話しいたします。
8月1日AM 電気工事会社様
照明機材や電気の種類、発注の仕方について教えていただきました。
8月1日PM プラスチック加工会社様
プラスチックやアクリル素材の利用用途、加工方法、製法、種類について教えていただきました。
8月2日AM BOX・1成田スタジオ
オクタやトラスなど展示会で使われている部材の種類や部材を使った実習を行いました。
8月3日AM 金属加工会社様 塗装会社様
金属特性や加工方法、色付けの仕方を教えていただきました。
8月3日PM 印刷会社様
名前シールやサイン看板の制作体験の他、機材と素材の種類、発注方法を教えていただきました。
8月4日AM 床材施工会社様
こちらでは床材の種類、加工方法、発注方法を教えていただき、貼り方の実演も見せていただきました。
8月4日PM 映像会社様
こちらでは映像の基礎知識、実例、機材の種類について教えていただきました。
8月7日通日 フォルムズ(木工制作)
こちらでは素材と部材の種類、階段の制作について教えていただきました。
8月8日AM レンタル家具会社様
こちらではレンタル家具の紹介と発注について教えていただきました。
8月8日PM バナー広告施工会社様
バナー広告の生地、印刷、加工について教えていただき、実際に施工体験をさせていただいた。
8月24日PM 社内木工座学
木材の種類と発注書の書き方について教えていただきました。
それでは、この中の一部をピックアップしてご紹介させていただきます。
プラスチック・アクリル加工について
初めにご紹介するのは、プラスチック加工会社様です。
私もホームセンターなどで素材を手にしたことはありますが、本格的な加工や製法について学べる機会は貴重なので、楽しみにしていました。
ここではメインの素材として、アクリル、ポリカーボネート、ツインカーボ、アルミ複合版について学ばせていただきました。中でも水族館が好きな私はアクリルに興味津々で、質問を交えながら夢中でお話をお聞きしました。
画像のような加工方法の他に、照明と組み合わせたとき削った箇所が浮かび上がるレーザーエッチングや、水槽などの高圧力にも耐えられる重合接着等、様々な方法を教えていただきました。
印刷について
2つ目にご紹介するのは、印刷会社様です。
ここでは主に名前シールとサイン看板の制作体験についてお話ししたいと思います。
数え切れないほどあるプリントシートの中から、好きな色を選ばせていただきました。
専用のラベルカットプリンターが細かな漢字とローマ字を切りぬいてくれます。
それを我々はカッターで名前が剥がれないように、綺麗にする作業をしました。
次は立体看板とアクリル看板の制作です。
立体看板の制作で驚いたのは塩ビをカットする専用のドリルです。電動糸鋸などに比べ回転をかけながらカットすることで、側面にやすりがけをしなくとも美しい状態を保つことができます。
そして先程カットした塩ビ版をガイドに立体部分となるウレタン部分を電動糸鋸でカットしボードに接着して完成です。
アクリル看板は専用の印刷機でフィルムシートを作成し、霧吹きを使用して水で濡らしながら貼り付けます。印刷が施された金属プレートへアクリル板を重ねることで、文字に立体感とメリハリを感じました。
それぞれの完成形はこちら
様々な加工・印刷方法を組み合わせた制作体験をさせていただいて、デザインを考えるときの参考にもなりました。
映像について
3つ目にご紹介するのは、映像会社様です。
ここでは映像に関する基礎的な説明を受けた後、最新機材について紹介していただきました。
今回は機材についてお話していきたいと思います。
まず講義室に入って最初に目についたのは、こちらの透過型OLEDディスプレイです。
ぱっと見て驚いたのが、画面の透過性。
こちら薄めの色セロハンくらい透けます。
機材自体もかなり薄型なので、後ろに人が通っても違和感がなかったです。
ディスプレイ表示は画像のようにはっきりで、後ろに置いた商品やパネルの情報を際立たせてくれます。
他にはキャスター付きのものや曲面を表現できる映像表示パネル等をご紹介いただきました。普段は見る機会の少ない機材達をたくさん見せていただき、今後のデザインの可能性に広がりを感じました。
バナー広告について
4つ目にご紹介するのは、バナー広告施工会社様です。
展示会で目に留まるために広告は命と言っても過言ではありません。
生地の素材選択から、印刷、加工、施工までを一手に担い美しい広告を仕上げてくれます。
私達もその工程の一部を体験させていただきました。
まずはこちらの写真をご覧ください。
実際に触りながら様々な種類のバナーを見せていただきました。
そしていよいよ実際に加工されたものを見ながら施工体験です。
今回は私も体育館などで一度は目にしたことのあるハトメのバナーと初めて目にする樹脂棒バナーでの施工を行いました。
どちらも結束バンドを使用して張っていく作業は、想像していたより力加減が難しく何度も留め具が外れてしまいました。また樹脂棒バナーは、目打ちであけた穴に結束バンドを通す為、広告本来のデザインに干渉せずシンプルな印象を与えることができます。
生地や印刷だけでなく加工や施工方法にも気を配り常に新たな方法を提供してくださり貴重な機会となりました。
まとめ
7月入社だったということもあり、まだまだ現場に出たこともなかった為とても勉強になりました。こうして研修が終わり図面やパース制作を行っている今、以前なら全く分かっていなかったことにも少しずつですが、理解できるようになりました。
最後にこの日の為に準備をしてくださった企業様ならびに引率の先輩方ありがとうございました。