はじめまして。昨年の5月に入社したKです
今回は4月末に行ったフジヤ様新人研修についてご紹介したいと思います!弊社では毎年株式会社フジヤ様の新入社員の方に向けた研修を行っています。私自身まだまだひよっこなのですが、頼れる先輩方と一緒に研修の準備をすすめました。
研修では、あらかじめ倉庫にブースを作り、それを説明しながら実際に簡単な展示台を組みたててもらうワークショップを行います。例年、倉庫に保管されているメイン部材からマイナーなものまですべて使った贅沢なブースを作っているのですが、今年はこんな感じに構成してみました。
オクタノルムオールスターズって感じですね
加えて今年のJAPANSHOPボックス・ワンブースにてアイキャッチ効果をもたらした期待の新星「オクタルクス」も登場。当日の皆さんの反応が楽しみです。設営にはひでの工芸さん、坂田電気工事さんにご協力いただきました。ありがとうございました!
そうこうしているうちに研修日の4月25日になりました。前日の天気が雨だったので心配しておりましたが、研修当日は快晴で、最高気温は26度でした。当日は豊洲にあるフジヤ様の本社にシャトルバスを手配しているので、朝9時半に集合します。
ロビーで待ち合わせの時間まで待機していると、続々と新入社員の方が集まってきます。ほとんど新卒採用だそうで、やる気に満ち溢れたエネルギッシュで初々しい様子に少し圧倒されました。私も数年前はあんな感じだったんですかね・・・
点呼とご挨拶を済ませたら、先輩社員のNさんHさんと一緒にバスに乗り込みます。引率のボックス・ワン社員含め総勢28人で千葉県は八街にある弊社の倉庫へ向かいました。1時間弱のドライブです。特に何の準備もなしに乗り込んでしまったのでアドリブでバスガイドをしないといけないのですが・・・頼れる先輩Hさんが颯爽とマイクを片手に自己紹介から今日の流れを説明してくださいました!
途中休憩をはさみながら11時頃八街の倉庫に到着しました。
八街倉庫 通称「NUTS」ではブースを構成するシステム素材を数多く保管しています。営業から送られた荷出しと呼ばれるリストをもとに必要な部材を倉庫から取り出し、設営会場まで届け、会期終了後に撤去してまた倉庫に戻す。これが一連の流れです。膨大な部材の山から必要なものを揃えて送り出してくれる八街倉庫は、私たちが仕事をするうえで欠かせない大切な拠点なのです。NUTSの皆様いつもありがとうございます。
名刺交換を行ってから、ボックス・ワンの仕事の流れや倉庫に保管されている部材の説明を行います。説明担当はサウナとラクロスが大好きな先輩Iさん。まるでスポーツインストラクターのような貫禄で、とてもわかりやすく部材の説明をしてくださいました。フジヤの新入社員の皆さんも興味津々で、真剣にメモを取りながら聞いています。
一通り説明が終わったら、前日に組み立てたブースを自由に見学してもらいます。実際にブースの部材に触れて、質問事項があれば私たちボックス・ワン社員が答えていきます。どんな構造になっていて、どんな組み合わせができるんだろう・・・。いろんな質問が飛び交う有意義な時間となりました。
お昼休憩をはさんで、午後の部はNUTSの倉庫内見学と組立て演習です。
広い倉庫の中は部材ごとにエリア分けされており、部材が出しやすいようにメンテナンスと管理が徹底されています。NUTS所長が新入社員の皆さんを案内していきます。その間私はほかのメンバーと一緒にお昼の片づけと机の撤去を行って、倉庫見学後の組み立て演習の準備をしていました。
さて、演習を行う前に実際に弊社社員が組み立ての説明とお手本を見せるのですが、それを誰がやるかはその場で決めることになりました。
選ばれたのは私と先輩Nさんです。二人で一緒に高さ2.4mの壁付展示台を作ります。組み立ての説明を聞きながら私の頭の中では走馬灯っぽいものが流れていました・・・
忘れもしないあれは入社して1週間もたたない頃、設営現場見学ということで訪れた有楽町国際フォーラムの基礎現場、職人さんがてきぱきとブースを立てていく中、練習してみよう!ということで私はホールの隅っこで30分かけてやっと1台の展示台を組み立てていました。汗だくでした。そうです。いつもブースを組み立ててくれるのは協力会社の職人さんなので、実際に部材を組み立てた経験は数えるほどしかないのです。
フジヤの新入社員さんの期待のまなざしを浴びながら、不安を悟られないよう組み立て始めます。まず展示台の足を作り自立させ、作った枠に板をはめ込んでいきます。私はこの板をはめ込む作業が大の苦手でした。厚さ4mmのリースパネルをポールの溝にはめ込むので、少し上に持ち上げながら隙間を作らないといけません。パネルをうまく取り付けられるかどうかはコツとかその日の体調とか気温とか風水とかが関係してきます(嘘です)。足をビームとパネルの間に入れてうまいことやればできるのですが感覚の世界なので難しいです。ここでもたついて30分使うわけにもいかないので手早く済ませます。ドキドキしながら板を入れ込むと、・・・なんとか無事に一発できれいにはめることができました!涼しい顔でやってましたが内心冷汗が止まりませんでした。でもうまくいって本当に良かったです。
お手本を見てもらった後、3〜4人のグループに分かれて実際に組み立ててもらいます。フジヤの皆さんも苦戦しながら各々組み立てていきました。ボックス・ワンチームは各チームを見守りながらサポートに回ります。私が見ていたチームも初めて触る部材や工具に戸惑っている様子でした。皆さんやはりパネルの差し込みが難しかったようで30分ほどかけて全部のチームの組立てが終わりました。お疲れ様でした!
組立てを見ている分には簡単そうなのですぐにできると思いがちなのですが、やってみると案外難しいです。今回は壁付の展示台のみでしたが、実際の展示会ではブース全体の壁面のほかにパラペットやその他の造作が必要です。職人さんはそれを短時間で作り上げてくださいます。さに職人さんのスキルあってのものなのです。できあがった展示台を見て誇らしげなフジヤの皆さんはなんだかとても眩しかったです。
最後に組み立てた展示台を背景に記念撮影をします。皆さんとてもいい笑顔でした。
約半日にわたる研修スケジュールが全て終了しました。フジヤさんは通常オクタの組み立ては行いませんが、こうして実際に現場で扱う部材を見ることで、ブースで実現可能なデザインや仕組みについて深く知ることができたのではないかと思います。私もとても勉強になりました。これから展示会の仕事をするうえで、この日の経験を存分に活かしてもらえたらいいなと思います。
フジヤのみなさん、ボックス・ワンチームの皆さん、先輩方、ありがとうございました!