2024年11月18日

アメリカヒューストン出張記【GASTECH2024に行ってきました】

こんにちは、営業部の西田です!


9月にアメリカのヒューストンで開催されたGASTECH2024に出張で行ってまいりました。

アメリカ......?そう、初の海外出張です。

出張のお話をいただいたのは出発の1か月半ほど前。

とある海外の展示会の案件の担当となり、
会社から視察も兼ねて行ってきたら?と。

とんでもなくありがたいお話でしたが、
同時に本当に私が行って大丈夫なのかと何度も不安になりました。


もちろんワクワクしていないと言えば嘘になります。
しかしそれ以上に久しぶりの海外かつ初めての1人海外という事実に不安で押し潰されそうでした。
そもそも日本の展示会でも施工前は心配事で頭がいっぱいになるたち。
海外ならば尚更です。


それでもせっかくの機会、これを逃したら次はないかもしれない!
ということでアメリカ出張の道が始まったのです。


【出発〜アメリカ到着】
発注やパッキングなど直前までバタバタしていましたが、
なんとか渡航の準備を終えていざ成田空港へ。


換金はいくらにしようか悩みましたが、

身の危険を感じた時最低限命だけは助けてもらえそうな金額を考え2万円をドルに。

しかし出てきたのは139ドルという数字。

命を助けてもらえるか不安になる換金レートです......。


覚悟を決めていざ機内へ!


IMG_4571.JPG

(ゲートをくぐる瞬間はいつも緊張します)


IMG_4675.JPG
12時間の長時間フライトはあっという間とはいきませんでしたが無事に到着しました。



ヒューストン空港に到着するとアメリカっぽい香りがして海外に降り立っていることを実感します。
IMG_4574.JPG


早速入国審査へに向かいます。
ちょうど色んな便が到着する時間帯だったらしくカウンターは大混雑。
しばらく待ってようやく順番がきました。
対するはちょっと強面のおじいちゃん。(仮にアンディさんとします)

ーーーーーーーーーーーーーーー
アンディ「これからどこ行くん?」
私「はい?」
アンディ「(あかんわ…)」
ーーーーーーーーーーーーーーー

細かく聞いても分からないだろうと思われたのか、
目的と滞在期間だけ聞かれてあっさり解放されました。
長引かなくて良かった…。


後から知ったのですがヒューストン空港はトランジットの空港としても有名らしく,
最初のどこ行くんだ?は最終目的地を聞かれていたようです。
ごめんアンディ…。



何はともあれこれで晴れてアメリカ入国です。



その日は時差ボケもありそのままベッドへ。
無駄な話が多くてすみませんでした。
ここからようやく?アメリカの展示会設営編へ続きます!



【設営初日】
いよいよ設営一日目です。
日本のビジネスホテルより圧倒的に少ない朝ごはんラインナップから何とかセレクトした朝ご飯を終え、


IMG_4627.JPG
(マフィンと卵、ベーコン、禍々しい色合いのシリアルというオーソドックス?な組み合わせ)




現地のコーディネーターの方と合流していざ展示会場へ。




今回の展示会場は「George・R・Brown Convention Center」
IMG_4646.JPG
(すでにこんなオブジェが設置されていました。)



IMG_4641.JPG
青と赤が会場の随所に使われていてなかなかおしゃれな外観です。





展示会の設営自体は2日前から開始しているためか、
中に入るとビッグサイトさながらの雑然とした風景が広がっていました。
木工の資材や空箱などがすべての通路を埋めています。




広がる風景に何とも言えない安心感をおぼえつつ、
担当のブースまで行くと、、、


なんと一次幹線用のコンセントが施工されていません...!
IMG_4595.JPG
何も......ない......。
(ちなみにそもそも分電盤という概念はありませんでした)


急いで事務局へ行き、
注文内容の確認と工事ができていない旨を(コーディネーターさんが)説明して、
とりあえずブースで待つことに。


1時間ほどたったころに事務局受けの電気屋さんが来てくれてようやく電気が通りました。


しかし電気が来なかったことで造作の施工は忘れ去られたかのように開始されません。


ひたすら待ち続けているのですが慣れない地ということもありどんどん不安に......。



するとそこへ先ほどの電気屋さん(仮にボブさんとします)が通りがかりました。

ーーーーーーーーーーーーーー
ボブ「おいおい、俺が急いで工事してやったのにまだカーペットもしいてないじゃないか」
私「いやあ、そうなんですよ、多分もうすぐ来ると思うんだけど......」
ボブ「そうなのか......ちょっと待ってな」
私「??」
ーーーーーーーーーーーーーー


待ちぼうけを食らっている見知らぬ若造に同情してくれたのでしょうか。
ミネラルウォーターとチョコレートを分けてくれました。
IMG_4602.JPG
まだ施工も始まっていませんがすでにやさしい世界に心がいっぱいです。


チョコレートでおなかを満たしていると施工会社の方が来てくれて造作の施工がスタートしました。
良かった......!

アメリカではとにかく人件費が高く、
事前にも「規定作業時間(straight time)」で完了しないと
費用がとんでもないことになると警告されていました。


そのため完了時間については気をもんでいたのですが、
そこはさすがプロ、
始まってしまえばものの数時間で図面通りのものに仕上げてくれました!

IMG_4609(1).JPG
オクタの枠組みを作り......


IMG_4610.JPG
(パネルと照明をセット!すごい勢いで組んでくれました!)

私も職人さんとなんとか直接コミュニケーションをとって、
細かいところを確認したり、軽微な修正をお願いしたり、質問に答えたり、
日本と同じように確認作業を進めることができました。

とりあえず最大の山場は越えられて安心です。


時差ボケは治りませんでしたが少しだけ心安らかに眠りにつくことができました。



【設営最終日】
この日は基本出展者対応ということで昨日より多少ゆっくり会場に向かうことに。


朝食時間をめいいっぱい使ってコーディネーターさんと
アメリカと日本の展示会事情や仕組みなど情報交換をすることができました。
IMG_4670.JPG
(朝食にご飯があるだけでうれしい)


〔アメリカ展示会事情〕
聞いた話によるとアメリカでは労働者の組合が強く、
それもあって日本の展示会とは若干異なる仕組みをしているそうです。
作業員とそれ以外の人間で明確に線が引かれ、
作業員でないものはカッターすら持てないような展示会もあるとのことでした。

また搬入出も専門のスタッフがおり出展者でさえ手押し台車は使えないみたいです。
(そのためスーツケースに運営備品を詰め込んで運ぶ人が多いのだとか。)


今回は特にこのあたりの理解が難しく、
事務局申請にあたって何度も確認をとって進めていました。


最終日にはいわゆる部材の空箱を引き取ってもらうのですが、
これも専用のシールを貼ってブース近くに置いておくと、
専門のスタッフが回収してまた撤去時に入れてくれる仕組みになっているそうです。


私もこの日会場を駆けずり回りなんとか該当のシールをゲットして事なきを得ました。
本当に慣れない仕組みを理解するのは難しい......。



この日も大きなトラブルはなく、
早めに出展者さんにブースを引き渡して準備を見届けて終了!




まだ明るいうちに完了したので会場近くのダウンタウンを少し散策することに。

アートの街としても有名(?)らしくオブジェや壁画など街のいたるところにおしゃれな雰囲気が漂っていました。
IMG_4652.JPG
謎のオブジェ



IMG_4648.JPG
ヒューストンアストロズの球場、ミニッツメイドパーク

IMG_4578.JPG
ホテルのの壁面におしゃれアート



また、初の一人ランチに挑戦して、
英語の伝わらなさやチップのやり取りに苦労しつつもなんとかごはんにありつけたり、

スーパーマーケットに行ってデリの種類の多さに驚いたり、

徒歩で歩いていると怪しげな人に話しかけられそうになって、
やっぱり治安については安心できないなと思ったりアメリカらしさを感じることのできた一日でした。

IMG_4653.JPG
(苦労してゲットしたシュリンプの味は格別です)





【オープン初日】
滞在4日目、ついにGASTECHのオープン初日です。


会期スタートから1時間少し前に会場に着くように準備して向かうと、
会場の外には何やら異様な行列が。

何の列か正直わからなかったのですが、
30分ほど並んでようやく建物の中に入るとそれはセキュリティチェックの列でした。

さすがアメリカ......!

カバンの中身を全てみせ、
金属探知機でボディチェックを済ませてようやく会場内に入ることを許され、いざホール内へ。

IMG_4665.JPG
外装➀

IMG_4581.JPG
外装➁

担当ブースも何事もなくOPENの準備は完了。


その後視察のため会場内をぐるっと周ってみました。


まず通路はすべてカーペットが敷かれておりなかなかリッチな装いでした。

IMG_4668.JPG
(ホール内、全面カーペット敷き)

これがアメリカのスタンダードなのでしょうか。

また完成されたブースをみてもオクタをむき出しで使用しているブースは少なく、
パッケージブースでさえファブリックメインの造作になっていました。


IMG_4606.JPG
(パッケージブースの壁面、ファブリックが使われています)


コーディネーターさんにも聞いてみましたが、
アメリカではフラットな壁面が好まれるとのことで、
施工のしやすさも相まって
ファブリックを用いたブースが多いようです。

大小間ブースになると天井からトラスを吊ったり、
バルーンを上げたりしているブースも多く全体的に造作は凝った作りが目立っていました。



IMG_4667.JPG
(こんな感じのトラス吊りも何社かありました)


展示会にもきっと色があるのだと思いますが、
主催含め、全体的にコストをかけて作り上げている印象でした!!


今回の滞在はオープン初日までだったのでオープンを見届けて終了です。
撤去までいられないのは多少心残りではありましたが、無事に完了して本当に良かったです......!
IMG_4679.JPG
(無事帰国しました!)


今回の出張で一番感じたのは、
文化や仕組みの違いはあれど、
現場の雰囲気や携わっている方々のやさしさは国が異なっていても通ずるものがある!
ということです。

コーディネーターの方も
「施工する職人さんは基本的には「giverの精神」だからコミュニケーションをとってなんでも相談するといいよ」
と教えてくれましたが、
今回の現場でも困っていたら手を差し伸べてくれたり、
やりたいことを伝えたらなんとか実現する方法を考えてくれたり、
私が緊張で不安そうにしていたら話しかけてくれたりと周りの皆さんに助けられた数日間でした!


そして!
日本でも協力会社の皆さんをはじめとした方々に助けていただいていることを改めて実感しました。


今回準備段階から英語での対応や初めての業務もあり心が折れそうになった瞬間もありましたが、
その分学べることも多く仕事面でもその他の面でも貴重な経験となりました。
また機会があれば挑戦したいと思います!


最後に、、
今回の出張は、本当に色々な方々のサポートのおかげで無事に終える事ができました。
ご協力いただいた全ての方に感謝しております。
ありがとうございました!
posted by ボックス・ワン at 13:52| Comment(0) | 出張 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年10月16日

専門誌「Event Biz」で当社 成田スタジオの紹介記事が掲載されました


みなさんこんにちは

朝晩はやっと涼しくなって秋らしくなってきましたね
秋は1番好きな季節なんですが,昨今の長引く暑さで年々秋が短くなっているように感じます
貴重な秋を満喫しなければ!!

スポーツの秋 読書の秋 食欲の秋 みなさんどんな秋を過ごされていますか?
私は地域のマラソン大会(親子2q)に参加してしまい,とんでもない筋肉痛に襲われました。
2q侮りがたし・・・
早速スポーツの秋、満喫しています


それはさておき

先日
イベントや展示会の専門誌「Event Biz」Vol.36(2024年8月31日発行)特集ページにて
弊社成田スタジオ(八街倉庫)の紹介記事が掲載されました
EventBiz Creative!(イベントビズ クリエイティブ)



ウェブ版(EventBiz Creative!)掲載記事は こちら よりご覧いただけます!!


少しだけ紹介させていただくと・・
各種イベント・展示会場で使用する部材は、ここ八街倉庫<通称NUTS>に保管しています。
ビックサイト等、大きな展示会場の全体工事ができるほどのたくさんの部材が全てここに集まっているのです。
繁忙期には4t〜10tのトラックが何十台も出入りする事もあり、まさにボックスワンのなのです。

そんなたくさんの部材を保管・管理している自社倉庫で、展示会を支える縁の下の力持ちとして働いているボックス・ワンメンバーにフォーカスした記事となっています

※取材の様子
PXL_20240725_042701269.jpg

普段なかなか直接かかわる事が少ない我々営業部も記事を通して、NUTSのみんながどんな流れで仕事をしているのか、現場で実際に施工する人たちが使いやすいように荷物を作ることを第一に考えてくれている事、そんなNUTSからの【想い】を知る事ができました。

現場では今までよりも、よりNUTSの【想い】を感じつつ設営・撤去に臨もうと思いました
取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

これからも八街倉庫<NUTS>共々頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします  
営業部:あべ

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
媒体名:Event Biz vol.36
タイトル:特集@ イベント業界で働く#3/特集A イノベーション生む施設空間
発売日:2024年8月31日
出版社:株式会社ピーオーピー
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

posted by ボックス・ワン at 17:40| Comment(2) | 会社行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年09月05日

2024新人研修

はじめまして☀ 営業部新人のTです:)


昨年6月の『マイナビ転職フェア』に参加しまして、

「なんだかおもしろそうな会社がある〜♪」とBOX1ブースに吸い寄せられ、

採用担当Aさんと話をしていたところ「今から一次面接やっていく?」ときかれ、

(当時の私「今日ケンタッキーにしなーい?」のようなフラットさを感じたことはここだけの話です)

 『やります!』の二つ返事で、面接していただきました‼


そんなこんなで、昨年10月に入社できまして✨ 初めてブログを担当します

トピックは、先日参加した『新人研修』についてです!


この時期恒例のBOX1新人研修、内容が盛りだくさんなんです❗❗

何が盛りだくさんなのかというと・・・協力会社様の倉庫や工場へ訪問したり、実際に製作体験をします。

私はこの研修を”多角的な視点”を得るための研修だと勝手に思っています💡


この内容をすべてお伝えしたいところですが・・・

私の研修レポートが、A4で40枚になってしまうほど内容盛りだくさんのため💧かいつまんで紹介したいと思います


期間は【729日〜89日】

参加者したのは、営業部2名、企画部1名、NUTS1名、フォルムズ1名、計5名です


訪問した協力会社様は、バナー、アクリル、金物、映像、リース、電気、木工、床、サインなどなど

合わせて『10社』✨✨


基礎知識や発注方法を教えていただいたあと、倉庫や工場の見学や体験をさせていただきました。


【体験の様子】

ターポリンの取り付けをしてみたり

IMG_9768.jpg


3×6の板から階段を作ってみたり

IMG_0072.jpg


自分の名前を切り文字にしたカッティングシートを貼ってみました✊

IMG_0142.jpg

どれも設営現場で何度か目にしていたのですが、実際にやってみるとムズカシイ!!!

とがっくりしながら、より一層、職人さんへのリスペクト心が強まりました。


【実践見学の様子】

IMG_0112.jpg

パンチカーペットの貼り分け作業を目の前で見学しました👀

貼り分けの現場は経験したことがないため、作業を間近で見る貴重な機会です❗


自分の目で見て、聞いて、体験することで、多角的な視点を得るのにグッと近づいたのではないでしょうか・・・!💡


我らがBOX1の”心臓”ともいわれる『NUTS』では、

更に理解を深めるべく、すでに見たことや触ったことのある部材についても、詳しく教えていただき、新たな発見もすることができました!

IMG_0156.jpg

これは、アコーディオンドアについてレクチャーを受けているところです✨


同じ日にクリエイティブコンテストも!新人チームは、風車を作りました〰〰❗

風車は同期のOさんの案です✨かたちになって良かったです(>_<)

IMG_0169.jpg 


最後に・・・!オフィシャルではないのですが!

小岩に勤務する営業2名・企画1名の3名には、研修の一環として、副社長より使命を与えられました👊👀


それは・・・本社ビル7階にあるテーブルのリメイクです‼‼‼‼


ドーーーーーーーン✨(リメイク後)

つくえ.jpg


既存の天板はそのまま、足だけを40角マキシマに変更してみました☺♪

同期のIさんが設計や段取りを、プロフェッショナルな協力会社の方々に知恵をかしていただいて、完成しました


さてさて、新人研修については以上になります!


ありがたいことに先輩から様々な物件を通してお勉強させていただいておりますが

まだまだ知らないことが湯水のごとく出てくるんです。なんておもしろいのでしょう❗❗❗❗


先輩たちに追いつくべく、今回の新人研修で得たものをしっかり持って

引き続き、前向きに頑張っていこうと思います✊ (今年は八方塞がりという厄オブ厄イヤーなのが怖いですが・・・)


最後までお付き合いいただきありがとうございます☺


おわり

posted by ボックス・ワン at 17:35| Comment(1) | 会社行事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする